色川武大に会う

 中里和人プレゼンツ「街を絵はがきにする」(ワークショップ&展覧会)に参加する為、待ち合わせ場所の日暮里に行く。時間があるので、駅内の書店で月の湯古本市が掲載されている週刊新潮を見る。岡崎さんが浴槽からトークされている写真が載っている。聞いているお客さんほぼ全員が写っているが、私の姿はない。遅れて行ったので当り前か、残念。それでも、もう1冊確認するが載っていない。今回は、写真を撮って絵はがきにするということなので、私みたいに古本つながりで参加している人は少ない。写真に興味というか、写真のプロに近い人たちが多いのか。総勢20人くらい。南陀楼さんの先導で動いていく。最初に谷中墓地へ。講師の中里和人さんの説明のあと、おもいおもいの場所へ。谷中墓地は、著名人たちの墓が一杯ある。年配の出席の人が、南陀楼さんに色川武大の墓を見たいということなので、一緒に付いていくことに。私は、ここでフィルム1本を使う。長谷川一夫沢田正二郎の墓より、数倍身近に感じる。最終地点の根津神社まで、南陀楼さんに著名人の邸宅、文学に所縁の話を聞くことが出来て有難い。谷中、千駄木、根津は、何回も来ているが、どこか昔のままで停まっている感じのところが一杯ある気がする。皆、この街をどう撮ったのだろうか。最後にふれあい交流センターで、写真の提出、日程など聞いて終わる。古書ほうろうに寄って、Yさんと待ち合わせしたヒナタ屋に。ヒナタ屋、今日は「第4回 りつ・つくる」で、メニューは「鶏のレモン焼きとポテトサラダ・ア・ラ・タガワ」でビールを飲みながら、食べる。今日はブラブラだが歩いたの食事が一層うまい。料理も一味が凝っていて美味しい。田川さん、Yさんと音楽の話と神楽坂を登って出版クラブからまっすぐ行ったところの話しなどをする。田川さんが帰られたあと、店主さんたちとサッカーの話で盛り上がる。それと、畠中さんも新しい職場でお元気そうだった。Yさんと一緒に帰り、駅を降りて、音羽に寄って帰る。Yさんに、後藤明生の本ともう1冊、いやもう2冊も頂く、嬉しい。



 購入本
  《S・H》
   小山正孝      【風毛と雨皿】思潮社
   江森国友      【うみ山のあいだ】書肆山田
   新藤千恵      【マニエリスムの人魚】山梨シルクセンター出版部
   


  《N・O》
   新川和江      【わたしは、此処】花神
   佐々木幹郎     【熱と理由】国文社
   清水邦夫      【冬の少年】講談社
   川本三郎      【都市の感受性】筑摩書房
   金子光晴      【相棒】蝸牛社