【積んでは崩し】は、積んでは崩す楽しみ…。

 帰り、阿佐ヶ谷で降りてアーケードを歩く、霧状の雨が降っているが誰も傘を差していない。阿佐ヶ谷<ブ>へ、棚を眺めていたら有明夏夫の名が、南陀楼さんの【積んでは崩し】のなかに何回か出てきた。好きな作家の20番目以内に入ると書いてあった。うーん、微妙。【積んでは崩し】は早くも増刷らしい。南陀楼さんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/)に誤植のことも出ていたが、中村光夫【フロオベルとモウパッサン】が中野光夫になっていたことを思い出した。【積んでは崩し】は読んでなかなか楽しい本だが、ここに取り上げられている本を何冊も読んでいないのが寂しい。この中に紹介されている本を何冊か読めるようにしたいが、いまのところ、積んで積んでだけなのがカナシイ。【積んでは崩し】は、エッセイ風なところに人柄が出ていて、読んでいて自然に笑みがでてしまう。安藤哲也【本屋はサイコー!】を見ると千駄木往来堂書店の文字が出ていて、初代店長だった人の本のようだ。千駄木には、この頃ちょくちょく行っているので親しみのある書店だ。この際、どんな経緯でここに開店したのか、読んでみることに。



購入本
  《Og》
   夏目漱石他      【文豪ナンセンス小説選】河出文庫
   ドナルド・トランプ他 相原真理子訳【トランプ自伝】ちくま文庫
   内田百輭       【東京焼盡】中公文庫



  《Ag》
   安藤哲也       【本屋はサイコー!】新潮OH文庫
   穂村弘        【求愛瞳孔反射】河出文庫
   木村衣有子      【京都のこころAtoZ】ポプラ社
   有明夏夫       【悲恋の池】中央公論社
   江國滋        【季のない季寄せ】富士見書房
   石橋正二郎      【我が人生の回想】