村上菊一郎 【マロニエの葉】現文社に思う

 古本を買って、家で本の中身パラパラ見てネットの古書サイトで検索して見るのが楽しい時間である。村上菊一郎【マロニエの葉】現文社を見たら、最後のページに鉛筆書きで300−の文字が書いてある。多分、以前300−で売られていたようだ。ところがネットで見ると該当するのが5件出てきて、2500−以上の価格が出ている。今度は村上菊一郎を調べると、フランス文学者・早稲田教授で郷里は三原で中学は井伏鱒二と同じで12年後輩であの有名な阿佐ヶ谷将棋会のメンバーであることがわかる。年齢的には最年少メンバーだったようだ。こんなことを知っていれば直ぐに店頭(100-)の本棚からなくなっているはずだから、あまりそこまではわかっている人はいないのか。でも、有名な人なのだろうか、翻訳も一杯あるようだから、私が知らなすぎだけだろう。調べてみて、村上菊一郎の人物像が見えてきて、こんな人もいたのかと思うのだ。


http://homepage1.nifty.com/yasuki-a/Part2-murakami.htm




 購入本
  《O・S》
   村上菊一郎     【マロニエの葉】現文社
   金原省吾      【美の構造】青磁
   三木卓       【鎌倉日記】かまくら春秋社
   佐々木基一     【時の音】講談社
   大町糺       【カリー伯爵の憂鬱】甲陽書房