池袋、…
- 作者: 前田武彦
- 出版社/メーカー: いそっぷ社
- 発売日: 2003/06
- メディア: 単行本
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残業して、ジュンク堂池袋本店が10時までだったことを思い出し行ってみた。それというのも、ネットのジュンク堂のホームページで自由価格本なるコーナーがあることを知ったから覗いてみようと思ったからだ。2階の片隅にそのコーナーは息を潜めるようにあった。割と時間をかけ見ていたが、このコーナーに覗く人がいなかったからそんな風に思えた。しかし、ネットで出ていた気になった本などもう何一つなかった。そのひとつ結城信一全集3冊が半額以下の価格で出ていたので見に来たが、やっぱりなかった。(ネットで在庫僅少となっていた)西武デパート、9時前であわよくば古本市を見られるかと思ったが最終日なので7時で終わっていた。以前、長い期間、東武東上線、有楽町線を利用した期間があり池袋の西武デパートもよく来ていたが、久しぶりに眺めてみると玄関口の何段かの階段の間に今話題のテープ文字で大売出しの文字が貼り付けられているのが、何か品位に欠けていてカナシイくなってくる。(テープ文字はいいのだが場所が問題なのです)エスカレータの足元の黄色のラインがほとんど霞んでいてカナシイ。昔はもっと池袋にあっても気合が入っていたように思えたのだが。阿佐ヶ谷で降りて、阿佐ヶ谷<ブ>へ。中里恒子の函入りの本が何冊かまとめてあったので持っていない本を買う。中里さんの本は【時雨の記】しか読んだことがない。イーユン・リー篠森ゆりこ訳【千年の祈り】を105−で見つける。この本は、昨年1番話題になった、本土からアメリカに住んで出した本、文明の発達したところに来ても人間の本質的な部分は変わらないことを書いているのだろうか。昨年は、こんなアジアからよその国に住んで出した本の当たり年だったようだ。そう言えば、この春の芥川賞受賞、楊逸【時が滲む朝】も本土から日本に住んで出された本だ。阿佐ヶ谷のアーケードも、この時間になると人通りもすくなくとぼとぼ駅に向かって歩いて帰る。
購入本
《As》
三遊亭円丈 【名古屋人の真実】朝日文庫
浅暮三文 【ダブ(ェ)ストン街道】講談社文庫
中島梓 【ベストセラーの構造】ちくま文庫
嵐山光三郎 【頬っぺた落とし う、うまい!】ちくま文庫
三谷一馬 【江戸吉原図聚】中公文庫
前田武彦 【マエタケのテレビ半生記】いそっぷ社
イーユン・リー 篠森ゆりこ訳【千年の祈り】新潮社
中里恒子 【家の中】講談社
中里恒子 【わが今昔ものがたり】中央公論社
中里恒子 【青い炎】文藝春秋
中里恒子 【誰袖草】文藝春秋