徳富蘇峰生誕の家

 古本に興味を持って、少しずつ買っているが教科書で習った人とか、世間一般で知られている人しか知らないので、購入した本の著者を調べるのも一連のながれで楽しい作業である。あるとき、徳富蘆花の本を買って調べていたら驚いたことに兄・徳富蘇峰の生誕の家が私の生まれ育った町として画面に映しだされたのだ。学校で習ったことがあったんだろうか、思い出せないがこんなに近いところかと唖然とした。関係が深かった横井小楠は、高校時の自転車通学路に記念碑があって知っていたが、徳富蘇峰生誕の家はちょっと違う地区なので全然知らなかったのだ。徳富蘇峰を生んだ矢嶋久子をはじめ矢嶋家は4賢夫人としても有名だと載っている。そのひとり(矢嶋楫子)が今勤務しているところから歩いて2、3分でいける東京で名門の女子学院の初代校長だと言う。会社の前を歩く女子学院の女性徒をよく見かけるが服装も自由で制服もないようで、あらためてサイトを見ると校則もないと載っている。実家も引越して徳富蘇峰の生誕の家には車で5分くらいの場所なので、今度帰省したときには覗いてみようと思う。徳富蘆花から徳富蘇峰横井小楠、矢嶋楫子、女子学院と繋がっていく過程が楽しいやら、驚くやら、古本収集もまだまだ興味が持てる日々かも知れないのだ。


蘇峰生誕の家記念館(旧矢嶋家)
http://www.town.mashiki.kumamoto.jp/content/asp/kiji/kiji_detail.asp?PageID=12&Knum=46&tpg=2&PageType=k_list

女子学院
http://www.joshigakuin.ed.jp/jg_enkaku01.htm