五月、読書ころ

 朝の通勤電車に、いきなり真っ白なTシャツに短パンの若い女性が乗り込んでくる。もう、そういう季節なんだ。電車の中、一頃のメールを打つ人たちが少なくなって文庫本を読む人たちが増えたような気がする。五月、本を読む、読書する季節には良いときかもしれない。須賀敦子【霧のむこうに住みたい】を読んでいると、イタリアの街並みがしっとりと雨にうたれたような映画のシーンを想い浮かべる。今日はめずらしくスムーズに電車が進んでいく。



購入本
  《Og》
   中上健次     【化粧】講談社文芸文庫
   太田治子     【母の万年筆】朝日文庫
   阿佐田哲也    【Aクラス麻雀】双葉文庫
   中里介山     【大菩薩峠Ⅰ】ちくま文庫
   中里介山     【大菩薩峠Ⅱ】ちくま文庫
   中里介山     【大菩薩峠6】ちくま文庫
   中里介山     【大菩薩峠7】ちくま文庫
   中里介山     【大菩薩峠8】ちくま文庫
   中里介山     【大菩薩峠9】ちくま文庫
   中里介山     【大菩薩峠10】ちくま文庫
   

  《O・S》
   木下順二     【夢見小僧】平凡社
   竹西寛子     【青葉の時へ】新潮社
   伊藤整      【虹】中央公論社
   栗田勇      【神やどる大和】新潮社
   須賀敦子     【霧のむこうに住みたい】河出書房新社
   田中美知太郎   【古典の世界から】講談社
   保阪耕人・俵有作 【詩画集 風】ながらみ書房
   P・V・D・ボッシュ 加藤周一訳【われら不条理の子】紀伊国屋書店
   若杉慧      【愛の静脈】講談社
   鈴木雅雄     【春なき二年間】自由出版
   野坂昭如     【野坂昭如 雑文の目】久保書店
   澤野久雄     【それぞれの宴】新潮社
   森本哲郎     【スペイン アンダルシア】朝日新聞社
   東山魁夷     【六本の色鉛筆】新潮社
   石坂洋次郎    【光る海】新潮社