写真も奥がふかい


 午前中、一箱古本市の出す本(文庫本)をあれこれ考えるが単純な方法で決めてしまう。古本的に多い、旺文社文庫、福武文庫、内田百輭小林信彦などを考えたが。後は、古本(古書的なもの)だけだが、これは大変だ。ダンボールを開けて探すのが。うーん、コンセプトどうしょうか。スリップのことがあるので明日までには。午後から、「街を絵はがきにする」の写真展のトークショーに行く。千駄木で降りて、時間があるので《古書ほうろうに》に寄って、ヒントを掴もうと思ったが、置いてある本と持っている本のレベルが違いすぎる。店主・宮地さんに聞けばよかったか。展示場所・トークショー、〈アートスペース・ゲント〉に行くと、もう一杯の人たちが来ていた。中里和人さん(写真家)と南陀楼さんのトークで始まる。街との関わり、絵はがきの歴史、写真を絵はがきにするということの意義など。数々の絵はがき、写真、写真本を見せて頂いて聞く。絵はがきの利用の仕方がいろいろあったのを聞いて、そんなこともあったのかと思う。震災用の援助金とか、故郷を思う戦地に居る人の便り用になど。それから、各人の展示物で作品への思い、中里和人さんの批評をやって頂く。皆、ちゃんとした作品への考えを述べていた。カメラの種類、技術のこともあるが、それぞれ良い作品になっている。私の作品も、写真はともかくテーマ字を知り合いの書道家に書いてもらったことを力説する。何か、一人だけただ普通の写真の気がする。今日も、いろんな人を紹介してもらう。有難いことだ。打ち上げにも参加、ビールが美味い。日暮里へ、駅に向う、途中でYさん夫妻にいろいろな街の情報など聞く。谷中には近頃毎週来ているが知らないことばかりで、聞いていて楽しい。秋葉原で降りて、噂の開店したばかりの秋葉原<ブ>に行ってみる。相変わらず方向音痴で1回目に聞いたチラシを配っていた人がわざわざ探してくれて場所を教えてくれた。町田、大森とどちらが大きいのだろうか。お客さんは時間帯もあるが、以外と少なかった。講談社文芸文庫3冊、そのほか何冊か105円のコーナーで買う。柏原兵三【長い道】中公文庫、初版など珍しい。西荻窪で、今年初めてマックに寄って食べるが、テーブルが拭いてなく汚い、スタッフが少ないのか。美味しく感じなくなってしまう。購入本、今日は休み。