オーラを感じた

 午前中、ネットで注文したキャリーカーが届いて、組み立てるが車がうまく納まらない。簡単な説明書一枚だけ、うーんわからない。あれこれとしていて2時になってしまった。南部古書会館の古書展へ行くことをあきらめる。ささまに寄って、神保町へ。小宮山GSで買いたいものが結構あるが、本の最後のページに日付が書いてある。それも筆跡が同じ、何冊あっただろうか。後藤明生雨月物語紀行】平凡社、スティヴンスン 小沼丹訳【旅は驢馬をつれて】みすず書房を見つけたのが嬉しい。【旅は驢馬をつれて】の解説を江國香織さんが書いている。ヒナタ屋の扉を開けたら、オーラが誰だろう、南陀楼さんの後姿ではないか。挨拶して雑談。帰られて角田光代さんの【八日目の蝉】の残りを読む。帯文の加藤典洋川本三郎香山リカ鴻巣友季子池上冬樹がコメントを出しているが、川本三郎さんの「思わずホロリとしてしまう。犯罪者に心動かされる。小説の魔力である。」が一番読んだ感想に近いのか。うーん、読まさせられる、これも読む楽しみ。角田さんの本は20冊ほど読んでいるが、1冊だけでいいのでカラッとした明るい本を読んでみたい気がする。店を出るとき、石田さんの【山ののぼりおり】のPOPを見る、俳句がそれを写真に。帰り、小雨の中を御茶ノ水へいそぐ。




 購入本
《N・O》
    高見順       【終戦日記】文春文庫
    都筑道夫      【名探偵もどき】文春文庫
    山田風太郎     【戦中派不戦日記】講談社文庫
    山田風太郎     【跫音】角川ホラー文庫
    八木義徳      【家族のいる風景】福武文庫


   《K・G》
    後藤明生      【雨月物語紀行】平凡社
    スティヴンスン 小沼丹訳 【旅は驢馬をつれて】みすず書房
    青島幸男      【極楽トンボ】文藝春秋
    戸板康二      【歌舞伎座への招待】暮しの手帖社
    芦田伸介      【ほろにがき日々】勁文社
    串田孫一      【串田孫一随筆集1 遠い鐘の音】筑摩書房



   《O・S》
    丹羽文雄      【人生作法】雪華社
    正宗白鳥      【懐疑と信仰】講談社
    永井龍男      【雑文集 夕ごころ】講談社
    石坂洋次郎     【花と果実】講談社
    田中美知太郎    【時代と私】文藝春秋
    梶木剛       【思想的査証】国文社
    饗庭孝男      【幻想の都市】新潮社
    饗庭孝男      【石と光の思想】勁草書房