今日は、何を調べるか

 今日、荻窪<ブ>には寄ったが本は購入しなかった。出て行こうとすると、カウンターのお姉さんが今日は買わないんですか、みたいな目をされてしまった。まあ、思いすごしだろうが。買った本を持ち帰って、本の中身だとか、古本だと作者など調べるのが楽しい。3月13日購入した、石光眞清【城下の人】龍星閣など私の故郷の人だということだけで購入したが、調べてみると、石光眞清、1868〜1942日本陸軍の軍人とある。この人の妹さんが岡山の実業家・橋本卯太郎と結婚している。その孫が政治家の橋本龍太郎(元首相)、橋本大二郎高知県知事)兄弟なのだ。知ってどういうことないが、この本1冊からいろんなことがわかってきて楽しい。3月13日購入した本、眞船豊【孤園獨語】小山書店、土師清二【おんな獅子】桃源社、藤森成吉【磔茂左衞門】新潮社、 富田常雄【書生草紙】中央公論社など、作者をほとんど知らないので、この人たちの履歴を調べてみるだけで何かワクワクした気分になるのだ。昨日買った文庫本、平田俊子【ピアノ・サンド】講談社文庫の解説を角田光代さんが、嶽本野ばら【エミリー】集英社文庫の解説を綿矢りささんが、馬場啓一【白洲正子の生き方】講談社文庫の解説を残間里江子さんが書いている。そんなことを眺めるだけでも楽しい気分なのだ。



白洲正子の生き方 (講談社文庫)

白洲正子の生き方 (講談社文庫)


ピアノ・サンド (講談社文庫)

ピアノ・サンド (講談社文庫)


エミリー (集英社文庫)

エミリー (集英社文庫)