一箱古本市

 購入本
  《一箱古本市
    高橋順子     【時の雨】青土社
    枡野浩一     【ガムテープで風邪が治る】新風舎
    加島祥造 新川和江 【潮の庭から】花神
    長田弘      【読書からはじまる】NHK出版
    荒川洋治     【文学が好き】旬報社
    河出書房編    【世界大思想全集 アリストテレス】河出書房
    河出書房編    【世界大思想全集 プラトン】河出書房
    河出書房編    【世界大思想全集 モンテーニュ パスカル】河出書房
    河出書房編    【世界大思想全集 エンゲルス】河出書房
    色川武大     【怪しい来客簿】文春文庫
    寺山修司     【さかさま博物誌 青蛾館】角川文庫
    石井隆      【名美・イン・ブルー】ロッキング・オン



 《N・G》
   唐十郎       【御注意あそばせ】河出書房新社
   吉行淳之介     【詩とダダと私と】作品社
   安岡章太郎     【犬と歩けば】読売新聞社
   河野多恵子     【みいら採り猟奇譚】新潮社
   多田道太郎     【おひるね歳時記】筑摩書房
   幸徳傳次郎     【基督抹殺論】丙午出版社



 外に出たら、曇り空なのだが雨の心配はなさそうだ。不忍ブックストリート一箱古本市」が行なわれる場所に向う。谷中コミュニティセンターに行ったが知った人がいないので、会場の一つである「貸はらっぱ音地」に立ち寄る、ここは場所が良さそうだ、横の大家さんで<谷中芸工展>が開催されており人出も期待できるようだ。そして「ライオンズガーデン谷中三崎坂」に、ここはマンションの広間を使えて、マンションの入り口付近が暗いのが気に懸かるが、でも良さそうな雰囲気である。ここで売り出し時刻11時であった。「宗善寺」、ここで日差しが増してきた。ここは、背景といい、良い売場だった。ここで私に取って、今日一番なサプライズなことがあった。着物キャラで有名な美人姉妹のこちどり姉妹さんと今私が住んでいるマンションで一時期一緒にいたことが判明したのだ。こちどり姉妹さんのブログでよく西荻窪や善福寺が出てくるので、この付近の匂いを感じていたが、同じマンションだと聞いてびっくりしてしまった。その余韻に浸りながら、「パール・オステリア・コムム」に。ここは、通りに面して一番大変だったような気がする。私も一応助っ人として参加であるので、ここで休憩されている人の手伝いをする。こういうことの経験がないので声が出ない、情けない。ここから、今来たのを逆廻りする。「アートスペース・ゲント」で5か所全部を廻る。ここでは、岡崎さんが出されていた。出店の本を見て廻るが、今日は買うのを控えるつもりだったが、少し買ってしまう。詩人・高橋順子さんは、私が好きな作家・車谷長吉さんの奥さんでもある。高橋順子【時の雨】青土社、署名入りで、それも墨で書いてあった。荒川洋治【文学が好き】旬報社、これも200-で買う。安すぎる値段である。河出書房編【世界大思想全集 アリストテレス】河出書房、4冊で200-で買う。石井隆【名美・イン・ブルー】ロッキング・オン、この本は助っ人として働いた人への店主さんから頂きものだ、ずうずうしくもらう。表彰式、そして飲み会にも参加する。いろいろな情報などで交歓することが出来て有意義な一日だった。

 今日は、カメラを持って写真を撮った。あまり良い出来映えでなかったが、表彰式のときに渡したら、一応貰って頂いたので一安心だった。曇り空なので、映りが悪い。根津の写真店に出して、初めて「オヨヨ書林」にも行くことが出来た。写真のプリントが出来る間に、カフェに入り遅い昼食、コーヒーとトーストを食べる。今日は、5か所を2周したので良い運動にもなった。

 助っ人として、チラシ折りなど手伝ったが、この会も成功するかどうかは段取りで決まるようだ。南陀楼さん、各委員の人たちや、そして何よりも春秋部のイシイさん、ナカムラさんの働きがなくてはこの会は出来なかったと思ったりした。本当にご苦労さまでした。

 西荻窪の駅を降りての帰り道、ゴゴシマさんの店頭から6冊も買ってしまう。今日も長くて短い一日が終わる。