谷中、暑し

 購入本
  《東京古書》
   海野弘       【世紀末パノラマ館】丸善
   金井美恵子     【金井美恵子詩集】思潮社
   寺山修司      【寺山修司詩集】国文社
   紀田順一郎     【二十世紀を騒がせた本】新潮社
   紀田順一郎     【日記の虚実】新潮社
   野坂昭如      【姦】新潮社
   野坂昭如      【女わざ・男わざ】実業之日本社
   野坂昭如      【ああ軟派全落連】番町書房
   三木卓       【夏のよろこび】小沢書店
   荒川洋治      【針原】思潮社
   天野忠       【天野忠詩集 その他大勢の通行人】永井出版企画



  《小宮山GS》
   和辻哲郎      【自叙傳の試み】中央公論社
   朝日新聞社編    【戦後の新聞広告 きのう・きょう・あす】朝日新聞社
   池田弥三郎     【食前食後】日本経済新聞社
   


  《ささま》
   飯島耕一      【鳩の薄闇】みすず書房
   戸板康二      【思い出す顔】講談社




 朝、いつもより早めに出て、東京古書会館の古書展へ。詩集を数多く出している書店があり、詩集を何冊か買う。天野忠天野忠詩集 その他大勢の通行人】永井出版企画があり、状態がいいので買う。天野忠城山三郎さんも好きだったことが【湘南】?かに載っていた。
 唄 老人にはなるな/老人になるまでに死ね/あとで/うっとりするほど/それが倖せだったと/見事な倖せだったと判る/老人にはなるな なるまいと/疳性な小鳥のように囀ってきたが/敢えなく老人になってしもうた/この不倖せ/……/どぎゃん すべえ? 後略 
 やっぱり、いいね。
 午後三時ころ、何故か谷中をひとまわりする。本当に暑い、風も少ない。雑貨などの店多い。外人がガイドブックを持ってお寺まわりをしていた。数人でお茶する、話題も本のこと多し。帰り、ささまに寄るが今日は目立ったものを探せない。