丸の内と江戸城

 今日の一冊は中田乙一【縮刷丸の内今と昔】三菱地所です。奥付、昭和27年になっていて非買品とも記してありますので三菱地所の社史にちかいものです。丸の内と言えば三菱地所です。そして江戸城・皇居などとも切り離せないものがあります。この本は、丸の内の変遷が載っています。挿画、写真がかなりの数折り込んであります。何年前に丸ビルも新しくなり名所になっています。

 

 嘉永年間 この地図はよく見かける、江戸城の周りが大名屋敷が



 慶長年間 徳川家康江戸城に入城した頃か
 〔今の丸の内は海に瀬して沼澤多く、麹町から山の手へかけては、茫々たる武蔵野の草原であったと想像される。〕と記されている。



 長禄年間(1457-1459)太田居城の文字が、太田道灌江戸城を築造した頃か
 日比谷、飯倉、神田村の知名が載っている。



 購入本
  《O・S》
   講談社編     【評判講談全集 第4巻】大日本雄弁会講談社
   岡田甫      【川柳愛欲史】有光書房
   林美一      【艶本江戸文学史】有光書房
   ヒルテー 平田元吉訳 【眠られぬ夜の為め】弘文堂書房
   井手則雄     【美術のみかた】酒井書店
   木下英治     【早稲田青春無頼帖】読売新聞社
   中田乙一     【縮刷丸の内今と昔】三菱地所