ひなぎくに行く
9月28日(日)
このところ急に寒くなってきた、もう直ぐ10月なんだから当たり前か。渋谷のパルコの古本市に行って、前に教えてもらった松涛美術館を見に行こうと考えていたら、ネットで調べると先週で終わっていた。何をするでなくゆっくりしていてテレビを見る。女子ゴルフ、意外な展開で収まるところに収まった感じで終わり、あっけない。まあーいいか、上田桃子選手が勝ったことだし。外に出たら神輿が、井草八幡宮の祭りか、青梅通りをゆっくりゆっくりと進んで来ている。至る所に貼ってある担ぎ手募集の張り紙を見たことがあるが、ここの神輿は大きいように感じる。往来座の外市で見た神輿の倍くらいありそうだ。年配の人たちが張り切っていた。歩いて荻窪へ。《ひなぎく》が閉店して最終日のセールを覗いて見る。店に入ると薄くらい、展示されている本を見るが目がなれないのでゆっくり見る。この店には何回しか入ったことがない。店を覗くといつも満席のことが多かったので、つい行かなくなってしまったのだ。(荻窪特集などに雑誌に紹介されていることが多い)気になっていた小島政二郎の本が何冊か残っていたが、サイフにお金がとぼしくて記念に100−(セールで70−)の本を一冊買う、情けない。私のあと二人目かにH村弘さんが入って来られた。(多分、違っていたらすみません)ここの市川さんが出された本【おんな作家読本】ポプラ社のことを市川さんと話しされていた。H村さんは去年のトークショー(西荻ブックマーク)で見たことがあるが、そのときの服装より今日は決まっていた。エッセイ本の印象と違って、エラク頭が良くて弁舌がたつことが頭に残っている。声は似ているが?これも偶然だがちょうどH村弘【もしもし、運命の人ですか。】を読んでいて、そこに荻窪《ひなぎく》の文字が出てくるのでびっくりした。車内の血液型運勢の『思いがけない人に会う』って、このことなのか。荻窪、阿佐ヶ谷を廻って帰る。阿佐ヶ谷<ブ>で村上春樹さんの本が105−になっていたので買うとサイン本だった。ちょぴり嬉しい。
(モンガの西荻日記より)
購入本
《0g》
金井美恵子【本を書く人読まぬ人とにかくこの世はままならぬ】日本文芸社
奥泉光 【鳥類学者のファンタジア】集英社
《0・S》
杉浦明平・村上一郎【記録文学への招待】南北社
津村秀夫 【世界映画の作家と作風2】勁草書房
飯島正 【世界の映画】白水社
田中三郎 【世界映画映画全集 第一巻】キネマ旬報社
ボオドレエル 【ボオドレエル全集1】創元社
広津和郎 【松川事件と裁判】岩波書店
井伏鱒二 【神屋宗湛の残した日記】講談社