太宰治に会いにいく

 午前中に高円寺の西部古書会館の古書展・大均一祭へ。今日は100-。本の状態の良いものを選ぶ、どうしても函ものになってくる。会場に岡崎さんが、挨拶する。家人bと待ち合わせしているので、10冊だけ選んで買う。家に帰って買った本を置いて家人bと三鷹へ。近ごろ家人bが太宰治寺山修司と青森に関心があるようで、今日は太宰治の墓に出掛けるというので一緒にいくことにした。昨日、太宰の本を読んだばかりだから余計に行きたくなったのだ。三鷹の南口からしばらく歩くと禅林寺http://www.zenrinji.jp/)がある。着いて、境内に入ると正面の建物横に太宰治森鴎外の墓(http://www.asahi-net.or.jp/~pb5h-ootk/pages/D/dazaiosamu.html)の位置がプレートに掲示されていた。ひとり先客の女性がおられていて墓の清掃、水掛、花がそして線香がたかれていた。毎日、誰かが来てお参りしているのか、太宰治の文字が浮出て見える。太宰治の文字が記されている、本名でない。その字は井伏鱒二の筆によるものだ。はす向かいには、太宰治が好きだったという森鴎外の墓が、こちらは森林太郎となっている。写真を撮るが家人bからダメダしが出て、何枚か撮る。手を合わせて墓に向って、今の心境を聞いてみるが何か聞こえてきたように感じたがそれがナンと言ったのかわからなかった。森鴎外の墓にもお参りする。墓地を出ようとすると若いカップルがこちらに向って来ていた。三鷹の駅に向う途中、古書上々堂に寄って、そして面白い看板・日曜喫茶を見つけたのでそこへ入ってみる。コーヒーに胡桃が入ったケーキを。文鳥舎(http://www12.plala.or.jp/bunchousha/)は、鳥、落語、ラグビー、本とイメージがする不思議なところでした。西荻窪に着いて、南口から歩いて直ぐのところに或るギャラリーへ。ブログ(http://tokishin.exblog.jp/)をいつも見ている、トキシン・時川真一さんの個展を見る。ブログで見る絵からほんわかした感じの人かと思ったが身体もシャープでありながらサービス精神一杯の人だった。〔る・る・ぶ〕 などに数多くイラストを描かれているようだ。饅頭とお茶のサービスがあった。そして、 西荻窪の美味しい定食屋を何軒か教えて頂いた。人柄によるのか次から次へとお客さんが来ていた。駅で家人bと別れ、荻窪を廻って、西荻窪に戻って音羽に寄って帰る。今日は家に着くまでたいした雨に遇わなかったが、夜はスゴイ雨になった。八月も変な雨で終わったが九月はどんな月になるのか。



  購入本
  《S・K》
   会津八一    【会津八一全集 第五巻 短歌 上】中央公論社
   会津八一    【会津八一全集 第五巻 短歌 下】中央公論社
   岸田劉生    【岸田劉生全集 第一巻】岩波書店
   岸田劉生    【岸田劉生全集 第二巻】岩波書店
   岸田劉生    【岸田劉生全集 第三巻】岩波書店
   窪田空穂    【窪田空穂著作集 第四巻】PL出版社
   池田弥三郎   【食前食後】日本経済新聞社
   戸板康二    【卓上舞臺】村山書店



  《N・O》
   小林勇     【惜檪荘主人】岩波書店



  《O・S》
   渋沢秀雄    【散歩人生】電波新聞社
   岩波書店編   【講座日本映画1 日本映画の誕生】岩波書店
   岩波書店編   【講座日本映画2 無声映画の完成】岩波書店
   岩波書店編   【講座日本映画3 トーキーの時代】岩波書店
   嘉治隆一    【五月の旅】慶友社
   伊藤正雄    【ごまめの歯ぎしり】初音書房
   黒田沐山居   【もろごえ 桃夭抄】法蔵館
   荻原井泉水   【層雲第卅八句集】層雲社