この天候、ナンとかしてくれ!

 

  今日も変わった天気、朝晴れていたが4時過ぎには大雨が降る。そのあと小雨に。自然というのは何かに怒っているのだろうか。
  食事を取ったら寝てしまった。高円寺の古書会館の古書展へ。駅から古書会館に向う途中で書肆紅屋さんに会う。いつもかろやかである。今日は200−均一だが、お客さんは少ないのでゆっくり見て廻る。状態の良いのを選んで何冊か買う。そこから御茶ノ水の古書会館の古書展へ。全集が安い、安すぎる感じだが、買いたいが持って帰るのが、託送でもいいが、置き場所が。この書窓展はいつも賑わっている。出て、歩いていて空模様がおかしくなってくる。三省堂を抜けて歩く。三省堂では有名な漫画家さんのサイン会か(http://www.books-sanseido.co.jp/blog/jinbocho/2008/07/post-106.html)、長い列が出来ていた。神保町を廻っていたら、ポツリポツリと振り出してくる。急いで、ヒナタ屋へ。窓から外を見ると大雨、何十m先が見えないくらいだ。リュックのなかを探したら、太宰治【きりぎりす】の文庫本があったので読む。短編集、太宰は人間の持つイヤシイ性格をありのまま出ていて、これが人間なのかと感じてしまう。自分にうまくいかないと、何かにあたる。あたるのが関係ない下の人なのだ。それをいけないと思ってしまっているのだ。それの繰り返し、大なり小なり人間はそんなものなのか。雨が、小降りになってきたので帰途に着く。
 (モンガの西荻日記より)




購入本
  《S・K》
   神西清      【散文の運命】大日本雄弁会講談社
   葛巻義敏     【芥川龍之介未定稿集】岩波書店
   山口青邨     【三艸書屋雑筆】求龍堂
   相磯貞三     【記紀歌謡新解】厚生閣
   山本太郎     【詩集 糺問者の惑いの唄】思潮社
  



  《T・K》
   長谷川泉     【長谷川泉著作集1 森鴎外論考】明治書院
   長田弘      【詩は友人を数える方法】講談社
   小門勝二     【荷風耽蕩】有紀書房
   山本健吉     【古典と現代文学講談社



  《N・S》
   井伏鱒二      【くるみが丘】文藝春秋
   矢内原忠雄     【内村鑑三とともに】東京大学出版会


  《O・S》
   伊藤正雄      【忘れ得ぬ国文学者たち】右文書院
   清水一       【窓のうちそと】ダヴィッド社
   山室静       【晩秋記】集英社
   泉幸吉       【歌集 雲光】私家版
   福鎌達夫      【如是閑・八旬荘対談】総合図書
   中谷宇吉郎     【花水木】文藝春秋新社