天野忠

荻窪に寄って、新宿の京王での古本市へ行く。どれくらいの古書店が参加しているのだろうか。最初のブース、ゆっくり廻るが何かワクワク感がない、湧いてこないのだ。2、3つ、うーんどうしたことか、そのあとも同じで、早めに会場を出る。御茶ノ水で降りて、東京古書会館の古書展へ。お客さんも少なめだが、こちらの方が緊張感、期待感がある気がする。迷って何冊か買う。天野忠を見つけて買う。久しぶりに天野忠の本を見る。水分補給の必要を感じて、いつもなら神保町をブラブラするが、直ぐにヒナタ屋へ。氷水がうまい。《ぐるり》の最新号を読む。巻頭インタビュー南陀楼さんのお客さんが漫画家の山川直人さんだ。先日、下北沢のトーク〔硝子暖簾をくぐると… 4人の作家が描く菅原克己高田渡の世界 〜 内田かずひろ山川直人/ 保光敏将/ シバ〕を聴いていたので印象が残っていて読んでいても頭に残る気がしてくる。山川直人さんのトークでも感じた真面目な人柄が、ここでも上手く引き出されている。私も、ここのトークで出てくる<小山清>の本【小さな町】を読んだ。うーん、<小山清>か。千駄木へ、〔一箱古本市〕の打ち合わせ会。いつものみなさん。でも、課題の議論がこれという決め手がないまま終わる。最初は、ここでも最後はバシッと決まっていくでしょう。打ち上げに参加、いろいろ書きたいが書かない。〔一箱古本市〕、春から、3ケ月、昨年の秋から10ケ月くらいか、早いなーと思う。




 購入本
  《T・K》
   天野忠      【詩集 古い動物】れんが書房新社
   八木義徳     【風祭】河出書房新社
   村松梢風     【現代作家伝】新潮社
   中村稔      【詩・日常のさいはての領域】創樹社


  《Og》
   フォークナー      【フォークナー全集9】富山房


  《O・S》
   福永武彦     【意中の文士たち 上】人文書院
   福永武彦     【意中の文士たち 下】人文書院
   湯川秀樹     【外的世界と内的世界】岩波書店
   本多秋五     【古い記憶の井戸】武蔵野書房
   後藤杜三     【わが久保田万太郎青蛙房