土曜日の午後

いつも土曜日の午後、いつもの四階のカフェ、いつものカウンターに座って、疲れを癒すために甘めのコーヒーを飲みながら御茶ノ水からゆるやかな勾配に下る向い側の歩道をなんともなし眺めているのが好きです。若い女性は薄めの色が目に付く、それに比して若い男性のシャツは意外にも薄ピンクが多いのには驚かされます。下ってくる人たちは一定のリズムで歩いてきますが、決して足早ではありません。登って駅に向う人たちは今日の用事をこなし、もう家路に帰るだけですから、のんびりとした感じで歩いています。ギターがはみ出して背負ったのがまだ一人前なのでない証拠でしょうか。大きな木が何本もあり、みどりみどりしていて、その横には紫陽花が咲いています。なんて平和なんだろう。そんな土曜日の午後が好きです。



*今日も古本を買いましたが、沢山の思いちがいをしてしまったので購入本は休みます。