本と人生とが…

夕方から、『西荻ブックマーク』のトークショーに行く。「タキヤン、ぜんぶ本の話」滝本誠×岡崎武志滝本誠さんの本との関わりを幼少時代から、岡崎さんのリードで進んでいくが、行きつ戻りつでそれが愉快だった。前回の、『西荻ブックマーク』の長嶋有さんも大きかったが、滝本さんも大きかった。お客さん、あまり知った顔がいない中で、たけうま書房さんを見たときはほっとした。コピーされた渡された資料に滝本さんが高校生のときの句がいくつも載っている。昨年、『寺山修司のすべて』という催しに行ったとき、寺山修司の句が読まれ、それが中学生のときの作品か、大人になってからの作品を当てるということがあったが、ほとんどわからずじまいであった。会場に来ていた人たちも、どちらの時代かで挙手するのだが、全部当てる人などいなくて、読まれる句の半々と言った感じに手が挙がっていて分かれていた。それほど、句の感性がすごい。中学生、大人でも変わらないのだ。滝本さんの高校生のときの句も何篇か読んでそんな思いがした。最後に本のサービスが全員にあった。



購入本
  《N・O》
   中山義秀      【私の文壇風月】講談社
   中野重治      【芸術に関する走り書的覚え書】筑摩書房
   河野多恵子     【一年の牧歌】新潮社


  《O・S》
   吉川幸次郎     【西方からの関心】新潮社
   吉原幸子      【昼顔】サンリオ出版
   吉田裕       【詩的行為論】七月堂
   庄野潤三      【陽気なクラウン・オフィス・ロウ】文藝春秋