一箱古本市、長くて短い一日

 朝、目が覚めて外を見ると、やっぱり細かい雨が降っている。雨に濡れないように持っていくものにビニールか被せる。もうこの段階で汗だくでシャワーを浴びたいが時間がないので下着だけを替える。家人bと外に出る時分に一段と雨足が強くなる。バスで荻窪まで。そのバス停まで行くときに初めてのキャリーカーが横転してしまう。前日、荻窪まで文庫本のものをロッカーに預けるために、キャリーカーで試運転を深夜11時すぎ雨の中、試みる。えらく疲れる。使う筋肉、神経がおかしくなる。キャリーカーはまっすぐだといいが90度近く廻ると大変なことに。エスカレータの上り下りも神経を使う。ある期間慣れるしかない、と後で言われて納得する。荻窪から西日暮里まで30分のところを倍くらいになってしまい。30分近く遅刻する。ナンダロウさんに引率して頂き、旧安田邸へ、恐縮するだけ。他の出店の人たちは準備OK状態。初めてであり、雨が降り込んでいて、どうしょうもない。どうにか格好つけて11時になる。雨が入るこむので、人間シャッターで受ける。腰から下はずぶ濡れ状態。旧安田邸に来られる方たちは見えるが古本客は少ない(ほとんどいない)。天候を考えれば、当り前か。ぼちぼち、お客さんが見える。ある程度経ってから、メインのちくま文庫(70冊程度)を立て積みにする。2時過ぎに雨も止んで、ようやくお客さんの数も増える。古本関係でない人では、芸大のYさんもわざわざ来てくれた。カッちゃんファミリー、Yさん夫妻に差し入れを頂く、ありがとうございました。旧安田邸の館内に入館時間が3時に閉まり、門が4時閉まるので、お客さんは3時半にはほとんどなしに。売るにもお客さんがいない、関係者だけ。それでも、古本市に来られた人でなく、旧安田邸に来られた年配の人たちが買ってくれたことが嬉しい。絵本はないかのという意見が、3冊しか持って行かなかったので残念だった。一日中、雨の中、立ちっぱなしで助っ人として頂いたSさん夫妻に箱から選んで頂き、お礼とする。ブーサンゴで久世番子さんの原画展を見るが、満員で座れず、角の喫茶店で家人bと反省会。家人bの説教をただただ聞き入る。やる予定の場所を確認していなかったこと、土曜日が公開なので見る機会がなかった。てっきり室内で出来るものと思っていた。売る本をもっと以前から揃えて置くこと、など等、課題が多い。家人bを駅に送り、ふれあい館へ。久しぶりに北方人さんと話す、顔付で大変だったことが分かる。他の店主さんたちと話すがどこも大変だったらしい。オヨヨ書林の紅屋さんやドンベイさんを初めどの箱を見たかったが見る前に時間が来てしまった。恒例のナンダロウさん、オヨヨさんの司会の表彰式。インド料理店での打ち上げ会。プロ、セミプロの話を聞き、やっぱりアマチュアだと思うこと多し。紅屋さん、Yさんと帰る。駅を降りると流石に疲れて、トボトボと歩いて帰る。朝見た、やじうまワイドの星座占いがラストの12番目だったことが今日一番の始まりだった。今日、雨の中来てくれた人たち、そして買って頂いた人たちに感謝します。ナンダロウさん始め、実行委員の方たち、助っ人の人たち、そして大家さんにも感謝します。