写真は、感性だ。


久しぶりに西部古書会館と東京古書会館の二つの古書展に行く。西部古書会館に行くと大量のスリッパがあって、それを係りの人が片付けていた。初日なので、大勢の人が押し寄せたのか。一回りしたが、買いたいものは余り見かけなかった。東京古書会館の古書展は2日目の三時すぎなので落ち着いていた。でも、ある1箇所だけが何人かが張り付いていて動かない。ざーっと見て、ちょっとスペース出来たのでで覗いてみる。ああ、ここが<あきつ書店>なのか。200円の本を何冊か、高見順作品を買ってしまう。それも初版ものが多い。まだ買いたいものがあるが、このあと行くところがあるのでやめる。初日には、どんな本があったのだろうか。昨夜、写真展に出すために絵はがきを作るが、ばたばたしてしまう。スプレー糊がなくなったりして、ステック糊を探したり、どうにか格好だけは付いたが、ただの写真というだけだ。夕方、展示場所に行くと、もう出展する人たちが集まっていて、展示の作業中だ。他の展示写真を見ると、いい写真ばかりだ。ゲイジュツ品だ。こんな作品を眺めていると、自分の作品を持ち帰りたくなった。中里さんの造形大学の学生の作品もあり、見ごたえがある。展示が終わり、飲み会へ。月の湯古本市での岡崎武志さんのトークを聞いたときに隣にいらっしゃった人・女性と【女子の古本屋】の話をする。【女子の古本屋】を読んで、感動して前橋の古書店まで行ってきた、とおしゃっていた。本の与えるものとフットワークの軽さに関心してしまった。帰り、新宿まで来たら大勢の人がホームに。事故で電車が遅れていて、帰り着いたのが12時過ぎ。明日は、一箱古本市だ。



購入本
  《S・K》
    色川武大    【百】新潮社
    松浦寿輝    【もののたはむれ】新書館


  《O・S》
    小林信彦    【唐獅子源氏物語】新潮社
    由紀しげ子   【やさしい良人】文藝春秋新社
    筑摩書房編   【日本文学アルバム 北原白秋筑摩書房
    黒岩重吾    【黒岩重吾長編小説全集1】光文社


  《T・K》
    高見順     【いやな感じ】文藝春秋新社
    高見順     【生命の樹講談社
    高見順     【都に夜のある如く】文藝春秋新社
    高見順     【湿原植物群落】三笠書房
    高見順     【流れ藻】丹頂書房
    高見順     【悪女礼讃】酒井書店
    高見順     【一回だけの招待】新潮社
    久米正雄    【山鳥】桜菊書院
    高見順編    【文学に見る日本の川】日本週報社