寒いが、桜は満開か

 午後2時前、体調が良くないが神田の東京古書会館の古書展と神保町さくらみちフェスティバルの古本市に出掛ける。その前に、荻窪で中央線に乗り換えるために階段を下りたら、どうせならとささまに寄る。何かと思ったが何も見つからないので、埼玉県【写真集 荒川】を買う。300ページにぎっしり写真が載っている。埼玉に5年くらい住んでいたので、この写真集は楽しみだ。時事通信社編【新風土記 東日本編】、【新風土記 西日本編】、も買う。その横に詩集を見つける。詩集3冊とも、まだ持っていないので嬉しい。これなら寄ってよかった。リュックにどうにか収めるが写真集は重たく肩にくい込む、よろよろしながら駅に引き返し御茶ノ水まで。ヒナタ屋に荷物を預けて、東京古書会館の古書展へ。そして神保町さくらみちフェスティバルの空古本市を見て歩くが、何も買えず。小宮山のガレッジセールは、近頃異常に混んでいる。地方から来た年配の人が写真集に買って紐をかけてもらっていた。その奥さんが500円の買い物にこんな面倒かけてすみません、と仕切り恐縮していた。神保町さくらみちフェスティバルの古本市は、賑わっていなかった。ヒナタ屋でコーヒー休憩して、川上弘美【此処彼処】を読む。日経新聞社に載っていたせいか、いつもの弘美節でなく、落ち着いた文章だ。外に出たら寒い風が身に染みる。もう四月というのに。




お言葉ですが…〈3〉せがれの凋落

お言葉ですが…〈3〉せがれの凋落




 購入本
  《K・G》
   吉田健一       【絵空ごと】河出書房新社
   谷崎清二       【葛西善蔵広津和郎】春秋社
   尾崎士郎       【酔中放談】河出書房新社




  《O・S》
   桑原武夫       【文明感想集】筑摩書房
   高島俊男       【せがれの凋落】文藝春秋
   小島政二郎      【芥川龍之介読売新聞社
   佐多稲子       【渓流】講談社
   永島卓        【わが驟雨】永井出版企画
   三木卓        【子宮】思潮社
   清水昶        【夜の椅子】アディン書房