謹賀新年

 あけましておめでとうございます。

 今年、どんな本に会えるか楽しみです。
 
 今年もよろしくお願いします。


 産経、朝日新聞に2007年の3冊が載っています。
 ブログを読ませて頂いている、黒岩比佐子さんの『編集者 国木田独歩の時代』、内澤旬子さんの『世界屠畜紀行』も載っていた。これって、スゴイことなんだろうなーと思う。
それにしても、ほとんど読んでいないのが情けないです。

編集者国木田独歩の時代 (角川選書)

編集者国木田独歩の時代 (角川選書)

世界屠畜紀行

世界屠畜紀行


産経新聞 『2007 各界の読み巧者たちに聞く「今年の3冊」』
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/071230/bks0712301339016-n1.htm


朝日新聞 『書評委員お薦め「2007年の3点」』
http://book.asahi.com/review/index.html







 獅子文六【食味歳時記】を読む。最初に「キントンその他」で、キントン、栗キントンが好きなことが出ている。

 屠蘇や雑煮は、どうでもいい。元日の朝の膳に、口取りがつくのが、最大の幸福だった。口取りの皿に、カマボコ、デテマキ、その他いろいろ盛られるが、お目当ては、黄色い衣の中に、栗が顔出している、キントンだった。栗のキントンでなければ、幸福でなかった。年によって、母が倹約して、隠元豆のキントンにすることもあったが、その時の失望は、大きかった。