文芸ものは、どこへいくのか

 古書展、古書店で本を見ていると、文芸ものよりもそれに纏わる評論ものの方が幅を利かしているように感じてしまう。文芸ものがあっての評論ものだと思うのだが、何か不思議だ。最近の文芸ものは、周期が短くなかなか全体に浸透することがなくなってきつつある。読書感想中心のブログをいくつか見ていると、ブログの出だしの新刊ものを競って読むことが段々穏やかになってきている。ブログの生活に慣れてきたのかも知れない。今年は、別なもの・スタイルが登場してきた。それがケータイ小説というものだ。文芸ものでランキング上位に並ぶものは、ケータイ小説である。映画でもヒットしている。手軽に読めるのがいいのだろうか。今年の文芸もので、これはというものはあったのだろうか。

毎日新聞読者の年末のお楽しみ「文芸:この一年」が発表
http://mainichi.jp/enta/book/news/20071205dde014040056000c.html