残業ありて

 スイスイいかない水曜日。で、残業を、まあー、残業といえないほどの時間までだが。車中、角田光代【夜をゆく飛行機】を読む。4人姉妹と家族の話。先日行った角田さんのトークでも家族のことを書きたいとおしゃっていたが、家族ってなんだろうか。何かで繋がっているが、その本質的なところは個人個人なのだろうか。主人公が末っ子で、いつも物干し台で夜空を見上げて飛行機を眺めているのだ。家族も飛行機みたいにコースは決まっているが、ときには彷徨いながら飛んで時間を重ねていくのか。荻窪で降りて、荻窪<ブ>に寄るが、何も見つからない。残っていた大判の本を買う。定価25000-が何回か価格シールが張替えられ105--になっていた。書道の本で知り合いの書道家にプレゼントしようかと思ったが、書道にも流派があるんだろうか。まあ、それとなく聞いてみよう。大判で分厚い本なので重たい、手がしびれていく。8月17日のコミケに家人bが[西はー4b]で出店します、行かれる方は覗いてやってください。連日、徹夜で描いていましたが。南陀楼さんも17日出店されるようだし、この1年で何人かの漫画家さんも知ったので、初めてコミケに私も行ってみようかと思っています。このイベントはスゴイ人出だと聞いているが、どんなものだろうか。
(モンガの西荻日記より)




 購入本
  《O・S》
   尚学図書偏     【随想全集 12】尚学図書
   岩崎昶       【映画百科辞典】白楊社