堀江敏幸【回送電車】【回送電車Ⅱ】を読む。

  堀江敏幸【回送電車】【回送電車Ⅱ】を読む。フランス文学などとんと分からないがエッセイ・短文の集合体なので気にならないで読めるのが有難い。堀江さんの文章はうっとりするがワザなのか、自然と身に付いたものだろうか。ゆったりした気分で紅茶を飲みながら読んでみたい気がする。[神楽坂の佳作座で2本立ての映画を見て]、と書いてある箇所を読んで、20数年前、神楽坂の寮に住んでいたころ、先輩に連れられて、毎週日曜日朝から映画を見ていたことを思いだした。その先輩は、夜になるといつも食堂にあるテレビの前に陣取って『日曜映画劇場』を見ていた。よっぽど映画が好きだったのか、…。もう何十年も会っていないが元気なのか。映画の話をもう少し聞いておけばとよかった。佳作座も今はビルが建ってしまっているが、今まだあったなら話題の映画館だったのにと思う。




百万のマルコ (創元推理文庫)

百万のマルコ (創元推理文庫)




 購入本
  《Og》
   柳広司     【百万のマルコ】創元推理文庫
   臼井吉見・中谷孝雄訳【竹取物語伊勢物語堤中納言物語ちくま文庫


  《O・S》
   阿部次郎    【阿部次郎全集 第十一巻】角川書店
   島田荘司    【異邦の騎士】原書房
   和辻哲郎    【初旅の記】新潮社
   和辻哲郎    【ポリス的人間の倫理学岩波書店
   庄野潤三    【シェリー酒と楓の葉】文藝春秋
   林達夫久野収  【思想のドラマトゥルギー平凡社
   北杜夫     【少年】中央公論社
   壺井栄     【草の実】中央公論社
   宇佐美承    【真実と勇気の記録】筑摩書房
   中村真一郎   【文学としての評伝】新潮社
   有吉佐和子   【紀ノ川】中央公論社
   橋本僐元    【オーストラリア大陸】ぎょうせい