19日、20日

 購入本
  《S・K》
   田村泰次郎      【女拓】中央公論社
   正宗白鳥       【変る世の中】創元社   
   正宗白鳥       【思想・無思想】読売新聞社




 午後2時過ぎに出かける。いつものスニーカーでなく、ちょっと重たいものにしてみる。先週、いろいろなことがあって気分を変えてみる。外廊下に出たら、キューキューと歩くたびに靴音がする。そして、重たい。五反田の西部古書会館の古書展に。わあー、1階の土間の展示にも人だかりがしている。こんな時間でも人が多いのに驚いた。1階をザーと見る。寒いので2階の方へ。一回りして、田村泰治郎【女拓】初版、39年210、書店シールがあるが、棟方志向のカットがたくさんあるので買う。あと、正宗白鳥200を2冊買う。五反田<ブ>のセールに行ってみようか考えたが、神田の東京古書会館の古書展の時間がないので、こちらを選ぶ。でも、何か、これとしたものが見つからない。1冊だけ見つかったが線引きがあり、やめる。外に出て、すずらん通りをぶらぶらする。ヒナタ屋に寄って読書。野原一夫【生くるもの心せき】を読む。太宰治の物語だ。太宰の揺れ動く感情がどう捉えていいのかが、いまだにわからない。家族の死、資産家の実家、周りの人たち。何が、彼の人生を形成していったんだろうか。佐藤春夫井伏鱒二など、恩師との繋がり。自殺願望?なにが、よくわからない。これを読んで古書展を見ていると、ここに出てくる作家の作品・本があって、つい手を出して眺めてしまった。
 西荻に帰って、家人bとキッチンキャロット前で待ち合わせ。25分並んで店内へ。並んでいたときに注文しているので料理は直ぐにきた。いつも食べているのを頼んだが今日のはこぶりですんなりと胃の中に入ってしまい、いつもの大満腹感がまったくなかった。仕方なく、西友に戻って食べ物類を買ってしまった。