【東京の暴れん坊】が、…

  南部古書会館の古書展に行く。車中にて、昨日、荒川洋治【忘れられる過去】に続いて、今日は【黙読の山】を読む。荒川さんのエッセイは、すっきりと入ってくる感じがする。古書展で高見順【敗戦日記】が気になる。函の状態がよくないが中身はすこぶるキレイなのだ。迷ったが買う。五反田駅から電車に乗って、【黙読の山】を読み進めていたら、何と高見順【敗戦日記】が出てきたではないか。偶然でなく必然なような気がしてくる。有楽町で降りて、有楽町線で麹町へ。会社に寄って、御茶ノ水へ。東京古書会館の古書展を見る。本当に見るだけだった。ヒナタ屋に寄って読書。

 昨日、早稲田の立石書店で塩山さんを見たが、【東京の暴れん坊】は、相当に人気が有り売れているようだ。その証拠と言うわけではないが、八重洲古書館の定価の40%で買い取るコーナーに何回も出ている。定価の40%という条件で買い取るというのは、それ以上で販売するわけだから、かなりの人気の本だという証しなのだろう。12/21付けでは、『書肆アクセスという本屋があった』もリストに載っている。


http://www.kanaishoten.jp/kaitori.pdf/