早稲田に行く

 購入本
  《早稲田・現世》
    色川武大    【離婚】文藝春秋
    川本三郎    【旅先でビール】潮出版社
    山田風太郎   【戦中派焼け跡日記】小学館
    丸谷才一    【双六で東海道文藝春秋
    淀川長治横尾忠則 【二人でヨの字】筑摩書房
    伊丹十三    【小説より奇なり】文藝春秋
    角田光代三好銀 【西荻窪キネマ銀光座】実業之日本社
    伊丹十三    【ヨーロッパ退屈日記】新潮文庫



  《早稲田・立石》
    平田俊子    【さよなら、日だまり】集英社
    白石一文    【永遠のとなり】文藝春秋
    重松清     【カシオペアの丘で 上】講談社
    重松清     【カシオペアの丘で 下】講談社




 「終末は、早稲田に行こう」の文句の「WEEKEND WASEDA」の古本市に行く。暑い、蒸し暑い、風が吹いているが蒸し暑い。高田馬場から会場の書店・早稲田まで歩く。若者の街だ。若い人たちがうじゃうじゃいる感じだ。《古書現世》に着く、汗びっしょりに。19時始まりを待ちかねたように狭いところに何人もの人がいる。本当に古い本でなく、新しめの本を買う。カウンターで毎日ブログで見ている<退屈男>さんを見る。うーん、噂に勝る色男の顔だった。そこから歩いて、歩いて、歩いて、ようやく《立石書店》に着く。ガードレールに<南陀楼綾繁>さんが座っている。その<南陀楼綾繁>さんの棚を覗く。結局、本当に新刊みたいなものが300円だったので買う。店に入ってみるが思考力がなくなっているのでさあーと見て帰る。帰りがけに<南陀楼綾繁>さんに『ありがとうございました』と言われてしまった。聞きたいことがあったがしゃべる勇気がない。ふたつの袋を持ってとぼとぼ歩いて高田馬場に向う。